どこにでもある戯れ言日記です。
日々のつぶやきから萌えの叫びまで。
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錆色さんのバレンタインイベント便乗。
セイヤ視点で小話的な何か。
ちゃんとした文章を書く技量と気力がなかったのでイラストを混ぜてごまかす作戦。
性転換、流血などご注意ください。
セイヤ視点で小話的な何か。
ちゃんとした文章を書く技量と気力がなかったのでイラストを混ぜてごまかす作戦。
性転換、流血などご注意ください。
世間では楽しいイベントの日だが、この街ではそうもいかない。
特にお祭り騒ぎに浮かれる厄介な奴が増えるため、
私にとっては面倒な日でしかない。
それにしても、今年はいつにもまして賑やかというか騒々しいというか
いつもとは違った雰囲気があった。
「あっ、おーい!セイヤー!」
などと考えていたら、不意に名前を呼ばれた
……のはいいのだが、その声の主は私の予想に反した姿をしていた。
「お前、ドット……だよな?なんだその恰好は」
「あー、これか?駅の中にチョコが置いてあってさ、食べたらこうなってた」
「駅構内に?よくそんな怪しいものに手を付ける気になるな」
「だってうまそうだったし、それにもらえるもんはもらっとかなきゃ損だろ?」
いやに街中が騒がしいのはもしかしてこれのせいか?
誰の仕業かは知らないが、はた迷惑なものを仕組んでくれたものだ。
呆れる私とは裏腹に反省するそぶりの見えないドットは、
「ところでお前何してんだ?見回り?」
「どうも住人の様子がおかしいからな。おそらくお前も食べたチョコレートのせいだ」
「ってことはやっぱりあれ食べる奴いっぱいいるんだな!オレだけじゃなくて良かった」
「そこで開き直るな。とにかく、皆して気が立っていることは確かだ。お前も気を付けろ」
「あーはいはい、わかってるって」
面倒くさそうに手をひらひら、と振ってそのままどこかへ走り去ってしまった。
本当に分かっているんだろうか。
彼のことは心配だが、とにかく私も見回りに戻らねば。
***
日も傾きかけて、駐屯所に向かう帰り道。
そろそろチョコレートの騒動も落ち着いてくれると助かるのだが、
これを取引材料に使うような輩のことを考えればそう簡単にはいかないだろう。
薄暗い路地の奥で、何やら人がもめている気配がした。
はっきりとは見えないが、せいぜい2,3人程度か。
誰かを取り囲んでいるようにも見えた。
「お前達!そこで何をしている!」
駆け寄るとあっという間に逃げだした。
遊びに来たただの不良だろうか。あの様子なら大したことはしてないだろう。
ため息をついて向き直りかけ、また悲鳴を上げる羽目になった。
「ドット!?大丈夫か、しっかりしろ!」
「セイヤか……?あー、よかった、助かったあ……」
「全くこの忙しい時にお前は……いや、とにかく事情は後で聞かせてもらう。」
「いつもなら……あの程度、軽くあしらえるのにさ……力はいんなくて、
くっそ、こんな格好で死ぬのだけは、マジで嫌だ…………」
「そう簡単には死なないから安心しろ。駐屯所で手当てしてやる」
私の言葉に僅かに頷くと、ぐったりと目を閉じた。
本当にこのまま死ぬんじゃないか、と不安が一瞬心をよぎったが
そこまで傷は酷くないはずだ。
とにかく安全なところまで連れていかなければ。
***
小話と呼んでいいのか微妙な長さ。
ひとえにバトルシーンが書けなくてあれこれ削った結果です。精進します。
何も考えずに勢いで書いたので文も絵も凄まじく雑ですが、
読み返す勇気が出たらそのうち手直しするかもしれない。
補足すると、女性化していつもより非力になってるのに
いつも通り応戦しようとして盛大にやられてたという話です。
モブはたぶん廃墟探検に来ただけの人。
ぶっちゃけ単にドットを虐めたかっただけ
おまけの後日談
特にお祭り騒ぎに浮かれる厄介な奴が増えるため、
私にとっては面倒な日でしかない。
それにしても、今年はいつにもまして賑やかというか騒々しいというか
いつもとは違った雰囲気があった。
「あっ、おーい!セイヤー!」
などと考えていたら、不意に名前を呼ばれた
……のはいいのだが、その声の主は私の予想に反した姿をしていた。
「お前、ドット……だよな?なんだその恰好は」
「あー、これか?駅の中にチョコが置いてあってさ、食べたらこうなってた」
「駅構内に?よくそんな怪しいものに手を付ける気になるな」
「だってうまそうだったし、それにもらえるもんはもらっとかなきゃ損だろ?」
いやに街中が騒がしいのはもしかしてこれのせいか?
誰の仕業かは知らないが、はた迷惑なものを仕組んでくれたものだ。
呆れる私とは裏腹に反省するそぶりの見えないドットは、
「ところでお前何してんだ?見回り?」
「どうも住人の様子がおかしいからな。おそらくお前も食べたチョコレートのせいだ」
「ってことはやっぱりあれ食べる奴いっぱいいるんだな!オレだけじゃなくて良かった」
「そこで開き直るな。とにかく、皆して気が立っていることは確かだ。お前も気を付けろ」
「あーはいはい、わかってるって」
面倒くさそうに手をひらひら、と振ってそのままどこかへ走り去ってしまった。
本当に分かっているんだろうか。
彼のことは心配だが、とにかく私も見回りに戻らねば。
***
日も傾きかけて、駐屯所に向かう帰り道。
そろそろチョコレートの騒動も落ち着いてくれると助かるのだが、
これを取引材料に使うような輩のことを考えればそう簡単にはいかないだろう。
薄暗い路地の奥で、何やら人がもめている気配がした。
はっきりとは見えないが、せいぜい2,3人程度か。
誰かを取り囲んでいるようにも見えた。
「お前達!そこで何をしている!」
駆け寄るとあっという間に逃げだした。
遊びに来たただの不良だろうか。あの様子なら大したことはしてないだろう。
ため息をついて向き直りかけ、また悲鳴を上げる羽目になった。
「ドット!?大丈夫か、しっかりしろ!」
「セイヤか……?あー、よかった、助かったあ……」
「全くこの忙しい時にお前は……いや、とにかく事情は後で聞かせてもらう。」
「いつもなら……あの程度、軽くあしらえるのにさ……力はいんなくて、
くっそ、こんな格好で死ぬのだけは、マジで嫌だ…………」
「そう簡単には死なないから安心しろ。駐屯所で手当てしてやる」
私の言葉に僅かに頷くと、ぐったりと目を閉じた。
本当にこのまま死ぬんじゃないか、と不安が一瞬心をよぎったが
そこまで傷は酷くないはずだ。
とにかく安全なところまで連れていかなければ。
***
小話と呼んでいいのか微妙な長さ。
ひとえにバトルシーンが書けなくてあれこれ削った結果です。精進します。
何も考えずに勢いで書いたので文も絵も凄まじく雑ですが、
読み返す勇気が出たらそのうち手直しするかもしれない。
補足すると、女性化していつもより非力になってるのに
いつも通り応戦しようとして盛大にやられてたという話です。
モブはたぶん廃墟探検に来ただけの人。
おまけの後日談
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